AguWheyPiggy’s blog

現在育休中の2児の母(3歳♀0歳♂)のブログです。ジャンルに拘らず、思ったこと、感じたことをあるがままにアウトプット!

思いを言葉に紡ぐこと

100日以上更新していなかったこのブログ。
3日坊主にすらならず、わずか2記事で終了。また挫折。と思っていた。
それが久々に書きたい!と思わせてくれる本に出会った。今日はその紹介。


タイトル:「言葉にできるは武器になる。」

電通のコピーライターの方が書かれている本だが、
誰が書いたかは後から知った。

完全にタイトルにビビビときて手に取った。なぜなら、小さい頃から自分の思いを「言葉にする」ことに対して、ものすごく苦手意識を抱いてきたから。伝えたいことは心の中にモヤモヤと沢山あるのに、それをうまく言葉に落とし込めない歯痒さを感じてきた。それは、自分が幼少期に海外に移り住み、日本語が完全になる前に英語が入り、結果的に両方中途半端になったためだと思っていた。そして、未だにその状況を脱しないのも、言語能力のせいかなと。勿論、20年以上前の環境を言い訳にすることには恥じらいを感じ、口にはしなかったのだが。

しかし一方で、たまに自分の思ったことを時間をかけて言葉に紡ぐと、思いの外反響があり、もしや私は文章を書くのが実は得意?と思ったり、他人からそのようにお褒めの言葉をいただく場面も何度かあった。

だからか、もっと自分の思いを「言葉にできる」ようになれば何かが変わるかも、と潜在的に思っていたようだ。そうして通りがかりに手に取ったこの本。点と点が線になっていくような感覚を味わった。

この本では、自分が普段頭の中で物事を考えている際に頭の中で発している言葉を「内なる言葉」と呼び、それを日々意識し、深めていくことこそが言葉の重みを作ると説いている。そしてそのための具体的な思考法を記している。

思考法そのものは、ロジカルシンキングの類の本でかつて読んだことがあるようなもので、斬新さを感じるものではないのだが、そもそも自分の「内なる言葉」に向き合い、それにその思考法を適用するということそのものが、目から鱗だった。

これだ!と思った。
私が自分の思いを言葉にできないのは(少なくとも今は)言語能力のせいではなく、そもそも自分の頭・心の中で考えていることに十分向き合い、整理整頓しきれていないからだと。色んな思いや言葉がとっ散らかっている状態に呑み込まれているからだと。そして、そうではなく、きちんと自分の内なる言葉に向き合えている時は、自分にとってなんてことのない呟きやアウトプットが、人の心に響いて嬉しい感想やらお褒めの言葉をいただくのだと。確かにそういった時は、自分の心の中にあることをそのまま言ったに過ぎないのになぁと思っている自分がいるもんな。

私に必要なのは、自分の心の声に耳を傾け、自分と向き合うこと。その練習を重ねることだったんだなと。妙にしっくりきた。
そしたら突然、なんとなく億劫になっていたブログの更新もやりたい!と思えるようになった。

アウトプットが下手でアウトプットが少ないという自己認知から、アウトプット力をどう鍛えるか、どうやってアウトプットを増やすよう自分に発破をかけるか、何冊か本を読んできたし、それはそれでどれもフムフムとは思いながら読んではいたが、なかなか重い腰が上がらないでいた。だけどこの本を読み、アウトプットを増やさなくてはという義務感からではなく、自らそうすることを望んで、もっとアウトプットしよう!と軽やかに思えるようになったことが私にとっては大きな収穫。

自分の内なる言葉を見つめ、今後はもう少し頻度高く自分の思いをあるがままにさらけ出していきたいと思う。